まだまだ様々な見所が満載のNOASエリア。地元だからこそ気軽にフラっと訪れることが出来るプチ名所を紹介していきます。
今回ライターが訪れたのは吉富町。一体どんな名所なのでしょうか。
アクセス
吉富の県道108号線にある「田辺三菱製薬入口」のT字の交差点を海側へ進みます。
ぐんぐん進んでいくと、「よしとみ皇后石研修センター」という案内板があります。
け…研修センター?!
と思った方。ご心配なく!こちらの案内板を辿って道なりに進んでいくと、目的地に到着です。
ちなみにこの研修センターとは、名所の名前をとって名付けられた町民の方の研修所だとか。
発見
目印はこちらの鳥居。
名所といえば人気が少ない所にあるイメージですが、普通に住宅の隣にあるので少しびっくりします。
案内板を見てみよう
年季が入ってきて少し見にくくなってきている案内板。
案内板を目を凝らしてよくよく読んで見ると、
「神功皇后が三韓出兵の時、軍卒、軍艦の調達をするため諸国を巡り、この地で神々に祈願をし、軍卒、軍艦を多く得て志を果たすことができた。
土地の豪族、玉手翁(たまてのおきな)に信託があり、現在の八幡古表神社を祭ることとなった。
皇后石が古表神社発祥の地とされ、今日でも神幸場となっている。神功皇后が腰を掛けられたたとか、船をつないだ石であるとかの伝説もある。」
こう書かれていました。(一部省略)
ほうほう…。皇后石は神功皇后の名からきているようですね。
しかもこちらの皇后石はひっそりとあるのに、吉富町の中でも大きな神社である古表神社発祥の地とされている、なんてびっくりです。
では見てみよう
一体どんな石なのか…気になりますよね。
では、見てみましょう。こちらが皇后石です。石と裏の木にはしめ縄が巻かれていて、大切な信仰の対象になっているのがわかりますね。
実は、吉富観光・物産ガイドのホームページによると、この皇后石には案内板以外の歴史や伝承があるようなんです。
実際にこの皇后石の周囲で弥生時代の土器などが発掘されており、神様を祀るための土器が見つかっていたりと、ひとつの巨石信仰で、海の神を祀る祭祀跡と考えられているんだとか。
まだまだあるぞ
そしてまだある皇后石の話。先ほどの話は歴史の話でしたが、伝承としてはまた違う話があるようです。
この皇后石は昔、人々に鬼の臼と呼ばれていたんだとか。石をよくよく見ると、上にぽっこり穴が空いているのですが、ここに溜まった水をつけるとイボが落ちる、と云われていることから「イボ神様」とも呼ばれて信仰されているそうです。
シンプルに見えても色々なストーリーを持つ皇后石。とても興味深いです。
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内容は2024年04月17日時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。
Yosaroh
コーヒー、洋楽、美味しいもの…etc…が大好きな多趣味の飽き性。 気になったら気が済むまでとことんのめり込むタイプ。 本人は石橋を叩き割るほどの堅実家のつもりだが、周囲からはおかしな自由人と思われがちなのがちょっぴり悩み。 WEBライティング実務士の資格保有。
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